社会貢献

無形文化遺産:新疆刺繍プロジェクト

MUKZINのデザイナーを担当しているケイト・ハンは、新疆ウイグル自治区ハミ出身の刺繍職人と共に、トレンディなバラエティ番組「Hey Muse」に出演しました。この番組の視聴数は1億再生を超えました。ウェイボ「中国版ツイッター」などのソーシャルメディアプラットフォームにおいて同番組の再投稿数は、1週間だけ1000万件を超えました。人気メディアアカウント「Ergeng」が作ったこの刺繍協力プロジェクトに関するドキュメンタリーは、インターネットでの再生数が300万を突破しました。



MUKZIN×新疆の刺繍プロジェクトは、中国文化部(文化省)の雒樹剛部長と項兆倫副部長によって高く評価されました。また、北京の恭王府で開催された無形文化遺産デザイン展覧会の招きに応じて出展しました。11月に、項兆倫副部長と浙江省文化庁の黄健全副庁長がMUKZINの本部を訪問しました。



MUKZINは中国文化部(文化省)から「新疆の伝統工芸工房」を設立するよう招かれました。MUKZINは、伝統的な刺繍技術とトーテムを先駆的な概念と美学で解釈し直し、あまり知られていない無形文化遺産である「新疆刺繍」をモダンなデザインで活性化させました。

MUKZIN手作りの刺繍を通し、地元の職人は生活が改善し、以前12倍の収入を得るようになりました。
MUKZINはお客様が服装の裏にある人道的配慮が感じられるように、職人たちの名前を洋服のレベルに刺繍し、伝統工芸の守護者に敬意を表したいと願っています。


「疆繍」と呼ばれる新疆ハミ刺繍は新疆東部のハミ地区で非常に人気があります。ハミは昔からシルクロードの重要な町で、西洋と東洋の文化が融合されています。
1978年に、考古学者はハミ城塞では、3200年の歴史を持った後期青銅器時代の墓で多くて絶妙なウール製の服装を発見しました。その中には、長さ58.5cm、幅55cmの刺繍作品は、カラフルなプラッドパターンで、赤地に黄色、青の刺繍された小さな三角形で構成された大きな三角形のパターンがあります。これは優れた技術を持ち、最高のウール生地で、中国で発見された最初の毛髪刺繍製品です。

1699年に、ハミの王様は北京から職人を招き、町と宮殿を建てました。また、全てのハミ官吏、王女の服装は、中国清王朝政府によって直接配属されました。蘇刺繍と京刺繍の美しさを鑑賞するために、ハミ王様は数十人の刺繍職人を招き、地元の女性に刺繍の技術を教えてあげました。

そのため、ハミ刺繍は新疆の伝統的な刺繍の重宝となっています。

疆刺繍には「Adralesパターン」と呼ばれた特別なパターンがあり、東洋のペイズリーパターンと考えられています。